90年代の初めごろ、イギリスへ旅行したときにロンドンのコベントガーデンにあるオーガニックコスメのお店をのぞいて見ました。
当時、二十歳そこそこの私の環境では、
美容やライフスタイルにもバブルの残り香が漂い、環境のことを意識するような空気も乏しかったので、
このお店の商品のラインナップは
斬新に見えたと同時に、デリケートでちょっと面倒くさい印象を持ったのを覚えています。
たぶん、そのお店が「ニールズヤードレメディーズ」
日本でも取り扱っているお店を見つけました。
それから何年か経って、
ふらりと入った本屋さんで出会ったのがこの本でした。
まだ、自然素材でケアする・・などというのは、
「梅干しをおへそに貼ると車酔いしないよ」的な渋さがあって、
女子としてまだ受け入れられないわ!
と思い込んでいた私に、
フレッシュハーブを使ったヘアケアやミルクバスの方法などが
スタイリッシュに堂々と紹介されていて 目からウロコでした。
この本は、ナチュラルな素材でボディケアや香りを楽しむ・・という世界を教えてくれたきっかけの本。
ただ、イギリスのレシピが多いので、日本では多少マニアックな素材も見られますが、
私にとってはパイオニア的な一冊なのです。
アロマセラピー コスメティックス (NEAL’S YARD REMEDIES) ロミーフレイザー著(1998年発行)